赤ちゃんと音[1]
お母さんのお腹にいるとき、赤ちゃんは
一体どんな音を聴いているんでしょうか。
赤ちゃんの感覚器官
形としては10週に満たないうちにできますが、いったんそれらは閉じます。
感覚器官が機能をもつのは20~25週(妊娠中期)。聴覚器官など、閉じたものがふたたび開くのです。
また、この時期に器官と脳がつながります。
赤ちゃんに聞こえている音
赤ちゃんは、「羊水」に浮かんだ一種の無重力状態の中で過ごしています。
聴こえているのは、子宮を通じて伝わる音、心音や血液が流れる音など、お母さんの身体の中の音です。
また、お母さんの声は、もっとも身近な外の世界の音。
お母さんの動きによって伝わる振動や、料理をする時の包丁の音、流れている音楽なども赤ちゃんの耳に届いています。
その証拠に、胎内の赤ちゃんの心拍数は外の音に反応して変化します。
どんなふうに聞こえているの?
赤ちゃんに届いているのは、くぐもった音です。
これは羊水に隔てられた状態で聞こえてくるためです(プールに潜ったときに聴く音を想像してみてください)。
。
また、実際に胎内で録音された音は、高い音の成分がカットされて全体的に低い音になります。
よって胎内では、細かい音の変化は聴こえていないもよう。
大まかなメロディーや抑揚のみが届いていることになります。
さて、そんな赤ちゃんが、お腹の外に出てから好む音とは?
次の記事でご紹介したいと思います。
参考URL http://baby.goo.ne.jp/member/ninshin/shinpai_baby/6/04.htmlhttp://baby.goo.ne.jp/member/ninshin/shinpai_baby/6/04.htmlhttp://www.toa.co.jp/otokukan/otomame/theme2/2-3.htm
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